世界のトイレ博物館WEBトイレ博物館へ

人類が毎日行わなければいけない、結構重労働でほのかな快感を伴う作業場のお話
アジアのトイレ事情
1)中国全体の市場は年間5,000万台程度(日本のやく10倍)です。そのうち上位の500万台の高級市場
  に外資系メーカーが参入しています。
  TOTOは中国の高級品市場でNo1のシェア38~40%を占めています(年間200万台弱販売)
  TOTOは高級品を出しているということでほとんど6L洗浄ですが、一部米国のトレンドもあって4.8L洗浄便器
  も昨年から販売し始めました。最高級品ということで数は少ないですが、展示会での反応は良好です。
2)中国、米国、アセアンではボウルとタンクが一体となったワンピース便器が高級品と見られています。
  今回展示する3台もすべてワンピース便器です。
  米国では背が高く、角ばった便器が好まれますが、中国では背が低く、丸みを帯びた便器に人気があります。
  近年は欧州のトレンドもあり角ばった形も多くなってきました。
3)最後に高級品について説明しますが、海外では”バスルーム”問ういう考え方が当たり前です。つまり、
  まず浴槽があり(湯を張って入る事は無い。飾りのようなもの)、洗面器があり、シャワータワー、便器も
  揃って初めてバスルームです。一つの部屋にトイレだけ入っている日本とは勝手が違います。
  全体でコンセプトを統一し、空間をデザインするようTOTOも力を注いでいます。

アジアの水洗トイレ

TOTO製
CW310B(中国)
中国市場で最高級クラスのトイレ。
シャープで高級感のあるデザインが特徴です。

ターゲット市場:主に中国の高級市場。
          アセアンでも販売。

市場ボリューム:中国で年間700台販売(06年実績)

洗浄水量   :6L(シングルフラッシュ)

参考価格:¥160,000(日本円換算)
TOTO製
CW825J(インドネシア)
インドネシアでの高級主力商品で独自の節水洗浄
システムを搭載している。

ターゲット市場:インドネシア・タイを中心としたアセアン市場。
         
市場ボリューム:アセアン地区を中心に
          年間900台販売(06年実績)

洗浄水量   :6L(シングルフラッシュ)
TOTO製
CW823J(タイ)
やわらかい丸みをおびたデザインは現地でも人気のタイプです

ターゲット市場:インドネシア・タイを中心としたアセアン市場。
         
市場ボリューム:アセアン地区を中心に
          年間8000台販売(06年実績)

洗浄水量   :6L(シングルフラッシュ)
CE6(東南アジア)スクワットトイレ
日本でなじみのある和風便器は東南アジアの各国でも
利用されています。東南アジア各国ではしゃがみこみの
便器が主流です。腰掛便器は高級住宅や観光施設・ホテル
を中心に普及してきています。
用を足した後汲み置きの水を流して使用します。

ターゲット市場:インドネシア・タイを中心としたアセアン市場。
         
市場ボリューム:アセアン地区を中心に
          年間15000台販売(06年実績)

洗浄水量   :任意

世界のトイレットペーパー
トイレットペーパーは世界各国形状は似ていますが、柄、色、材質等お国柄が現れています。

武田信玄の”御閑所”

武田信玄が使ったとされる6帖敷きのトイレ。
実物の1/4の模型。

敵に備え、壁に背を向けて用をたしていたらしい、
この広さも暗殺に対するセキュリティ対策らしい。
又常に香がが焚かれ心地よいくつろぎスペース
だったようだ。
ここで戦略を練ったかどうか本人に聞か無い
と定かではないが、ここで練った戦略には、
きっと運が付いていたに違いない。

ちなみにトイレは桶で水を流す水洗式である。

アートなトイレ

次は蓋と便座をサメの口に見立てペイントされたジョーズのネオレスト便器です。

鋭い白い歯に真っ赤な口今にも食いつきそうな鋭い目でにらみます。


調整していたら噛みつかれてしまいしました。

各国のトイレ表示、名称